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第10回「野生生物と交通」研究発表会

主催:社団法人北海道開発技術センター

 

 

 

 2011年2月24日()、(社)北海道開発技術センターが主催する第10回「野生生物と交通」研究発表会が北海道札幌市 札幌コンベンションセンターで開催されました。2008年より3ヵ年にわたり、帯広畜産大学とフェザードフレンド、高速道路管理者の三者が協働で実施してきた調査について、フェザードフレンド理事長 新津が「道東自動車道におけるバードハウス事業の展開」と題し*1、発表を行いました。

野生生物と交通に関わる諸問題は、異分野間にまたがる学際的な研究テーマでありながら、その情報交換の機会が極めて少ないのが現状です。この研究発表会は、個々に扱われがちな「野生生物」と「交通」に関する知識の情報交換の場を提供することを目的に毎年開催されており、今年は17件の発表がありました。

新津の発表では、これまでの道東自動車道十勝平原サービスエリア(SA)・長流枝パーキングエリア(PA)を舞台に取り組んできた、バードハウス利用状況等の調査、小学生のバードハウスを通じた交流活動、SA・PA利用者や道路管理者にもたらしたメリット等について解説し、これからの展開として、全国の高速道路網にこの取り組みが広がっていくことを期待すると報告しました。

 

*1奥潤一・小川雅敏・新津秀幸・蜷久.2011.道東自動車道におけるバードハウス事業の展開.第10回「野生生物と交通」講演論文集